社長ブログ ホーム 社長ブログ 前の記事 一覧 次の記事 「吉建」の構造材を整理してみると 2009/02/27(金) 一覧 吉建の構造材 奈良県吉野材(檜、杉)★奈良県吉野群川上村の産地材川上村に2度訪問してます。山は日が暮れるのが早い、夕方5:00頃になると山の影に入り急に暗く淋しくなります。気温も下がる、山で働くことはきびしいだろうなぁ。第一印象です。川上村紹介秋田杉や木曽檜と並び日本の三大美林、「吉野材の最大の特長は、芯が円心にあり曲がりが少なく、年輪巾が適度に細かく均一であること。 そして色つやが良く光沢にとんでいることです。 年輪巾が細かく均一であるというのは、そのまま強度が高いということにも繋がります。」林業の厳しさは漁業、農業と一緒で採算がとれないことらしい。1本の杉の木の価格は手間と運搬費だけ、「材料費はただ同然」だそうだ。伐採した山の植林ができるか、ギリギリ状態。産地で製材までの過程をみているとこんな貴重な材木、もったいない、大事に使わないとバチがあたる。一本の4寸柱が植林から製材まで70?80年、長年育てた手間を思うと国産材は安いでしょう。無垢材のデメリット木の乾燥収縮による反り、羽子板ボルトナットが緩む、クレームが多い。軸組みの断面欠損が多い、などそれでも、無垢にこだわりたい、愛着がある。理屈はどうあれ集成材は嫌いだ、やっぱり無垢がいい、気持ちは解ります。TIP工法を併用すれば無垢材の欠点を補ってあまりある。吉野檜の板に包まれる構造躯体は粘り強さと強度アップばかりでなく、壁内の調湿効果や通気性、地震、台風も安心。TIP工法と無垢材、TIP工法2008年2月28日龍ヶ崎市 檜の無垢板に包まれる気分は森の中…もう一つ、問題点柱の背割りをどうするか?「背割り」を入れるか、背割りなしか、4面背割りというのもある。一長一短があります、吉野材は背割を入れないと水分が抜けない、それだけ目が詰まっているということです。八溝杉は背割りを入れなくても含水率が下がる。地元の製材会社社長(松尾さん)の話含水率を20%以下に下げろと言う、強制乾燥しないと売れないから下げるど、これ以上乾燥させたら木のために良くないな‥色も悪くなる。松尾さんは20%?24%前後の含水率で出荷してるそこで、「万代」は松尾さんのところから仕入れたものを、更に低温乾燥させ含水率を15%位まで下げて「吉建」の現場へ搬入する。(低温乾燥は木を傷めない)松尾さんの乾燥設備は高温乾燥設備です。だけど木を良く知る松尾社長、本音は強制乾燥させたくない。木への愛情を感じます。 前の記事 一覧 次の記事 記事一覧|2009年2月 09/02/27「吉建」の構造材を整理してみると 09/02/24東京からお客様が来社 09/02/24「主婦の友」から取材 09/02/20土浦市でSA?SHEの家上棟式 09/02/20「いい家」を造る会に出席して 09/02/19土浦市Y様邸上棟式 09/02/16熱損失係数「Q値」計算 社員研修 (茨城県龍ヶ崎市白羽モデルにて) 09/02/12床下でおいしい「味噌」が造れる 09/02/09衣(医)、食、住、というけれど 09/02/08お施主様宅訪問 1ページ (全2ページ中) 1 2