社長ブログ
そんなに汚れません…
パナソニックIAQモデルハウスを訪問した際、
担当者は第一種換気システムの給気ダクトの汚れについて。
「そんなに汚れません」とカタログの写真を見せながら説明してくれた。
換気メーカー協立エアーテックの担当者も同じように
「そんなに汚れません…」だった。
大手メーカーの担当者からハッキリ?そんなに汚れない…と
言われたら誰だって信用しますよ。
先週お見えのお客様はハウスメーカーもどこでもそう言います…だった。
しかし現実は写真のように3か月で真っ黒になる給気口に付けたフィルター。
問題なのは数年後の換気メーカーの言い分です。
フィルターの接続箇所の「隙間」はネックであって仕方がない、
メーカーに責任はありません…これで済んでしまう。
そんなに…とはどの程度?
あいまいで妙な安心感のある言葉です、
正直そうな担当営業にはプロでも簡単に騙されます。
ホントは凄く汚れます、としか言いようがないのに。
フィルターのメンテナンスは先々いつまでも主婦のストレスとして最も厄介になります。
そして何よりもこれからの家造りに優先すべきは、換気メンテナンスの容易性なのです。
似て非なる外断熱の家…外断熱で良く似た工法があるがどこが違うの?
①断熱の方法…外断熱パネル合板、これは気密性能(C値)に限界ありです。
且つ地震が繰り返されるとパネルの接点が揺れ、
外壁が塗り壁だとパネルに沿ってヒビが入る
②基礎断熱…薬剤入りの断熱材、
いかなる薬剤入り断熱材でも効力期間が過ぎてば必ず食い破られ、且つ発見しにくい。
簡単な物理的断熱防蟻はしてはなりません。
③換気の方法とメンテナンス…
第一種換気システムとハイブリット断熱。
給気・送風ダクト内部・外気取入れ口・はものすごく汚れます。
床下へ吹き出す送風口と同じ、
ダクト内部の衛生を考えればハイブリットなど安易に取り組むべきではありません。
住まいは複雑な機能を持ち込まずシンプルイズベスト。
それよりも、何よりも給気・送風ダクトの汚れと
換気フィルターの維持管理の容易性に気付くことです。