社長ブログ
基礎のシロアリ対策と結露
写真は基礎の内断熱施工、アンカーボルトの結露被害も心配になる‥(弊社の基礎ではありません)
土台の金物が腐食した築6年の家 (日経ホームビルダーより)
結露対策なしの基礎ではこういうこともあり得る‥?
ひと昔前はとても考えられなかった。
腐朽菌に侵された土台材アンカーボルトやクギも菌が分泌する有機酸で溶けてしまう!
基礎の外断熱は金物の結露を防ぐ
基礎が外断熱でも『薬剤入り断熱材』(注)薬剤入り断熱材はどんな薬剤であっても効力期間があり
いずれ貫通されます。
基礎の外断熱とシロアリ対策
ミラポリカ断熱材と床下通気を確保するポスト基礎
●構造内部の結露を考えてみよう
基礎断熱について 「いい家」が欲しい。では
ところで基礎を外断熱にするからシロアリに侵入される、だから内断熱にすべきだという
考えがあります。
しかし外断熱の家は、基礎も外断熱にすることでコンクリートの劣化を 防ぎ耐久性を向上させ、
熱容量を活用でき、住み心地の向上と床下と床下環境の改善に役立つ のですから、
内断熱にしたのではメリットが大きく失われてしまいます。
断熱の研究が盛んなヨーロッパでは、コンクリート躯体を内側で断熱することは
建築物理の非常識であるとされています。
肝心な基礎を内断熱にして外断熱の家と称するのは偽りです。
これから外断熱の家に関心を寄せる人たちは、
シロアリを恐れて非常識でおかしな 家をつくるのがいいのか
それとも確かな防蟻を図った上で外断熱のメリットを活かすのか
基礎とい部位において二通りの選択を迫られます。