社長ブログ
省エネ住宅を建築するには、それ相応のコストが掛かります。
以下、お客様からの質問
《でも、そこまで完璧にやらなくてもいいのでは?
手間をかければ価格がアップするのは分かる。
でも、どうしてそこまでやらなければならないのか
数値化したら大きな違いがないと思う
基礎の内断熱と 基礎外断熱でも
床下温度差はせいぜい0.5~1℃ くらいじゃないの?》
以上
数値化したら大きな違いがない‥そのとおりでしょうが
※外断熱は建物内部の結露防止のため、
結露対策には基礎も壁も屋根も外断熱にしなければなりません
とお答えしたら
初めからそういってくれればいいのにと言われた。
建物の内部結露とは?
日当たりの悪い洗面室や浴室のある北側の壁内部や、
激しく結露する屋根
腐朽菌に侵された土台、
アンカーボルトやクギも菌が分泌する有機酸で溶けてしまう。
ひと昔前は下のようなことは考えられなかった。
基礎を外断熱にすればアンカーボルトなどの結露を防げる。
結露とカビは密接にかかわり結露・カビ・ダニは相関関係です。
基礎も壁も屋根も外断熱にして、
本格的な換気をすれば結露問題の全てが解決します。
断熱材の気密を高める理由は省エネのほかに結露なのです。
内部結露を問わなければ
下のように断熱材に隙間があってもいい 。
もしも、造る側が断熱気密にそこまでやらなくても ‥
という考えでいいなれば
いたるところに同様の 隙間が出る 。断熱材の隙間はサーモカメラにハッキリと写ります
以下の事実を知ってください
●ごぞんじですか?日本の断熱・気密性能は
先進国で最低水準
欧州の先進国では「結露」が起きると施工者は責任を問われる。
つまり、結露が生じることのない気密・断熱性能が要求されています。
結露は住む人の 病気進行の原因になりかねない
危険因子なのです。
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