社長ブログ
熊本地震では筋交いの破断と柱の「引き抜き」が多数みられた。
従来からの 筋交いは引き抜きに弱い‥日経ホームビルダーより
「いい家」が欲しい。本では以前から筋交いの引き抜きの欠陥を指摘している。
木造の筋交いは圧縮には利くが、引っ張りには利かないというのが以前からの常識であった。
それは引っ張りに強い木材の性質を活用するのに、適した金物が存在しなかったからだ。
しかし三角形の鋼板入りの合板を用いる「ガセットプレート」で接合することにより
木材の本来の引張り力を存分に発揮できるようになる。
そして筋交いと土台の接点に適度なクリアランスを設けることで
圧縮時の突き上げによる柱への破壊力を逃がせる。それが「TIP構法」の優れたところだ。
以上
ガセットプレートとは緑色の鋼鈑入りの合板
TIP構法の強さは3.11の震災でも証明されている。
茨城北部で大きく揺れた地域でも構造体に何の損傷がなかった。
内装材のボードにヒビが入った程度で「構造体」に狂いがない、ということは
軽微な補修で済むということです。取手で建築中、2021年12月11日記念のライトアップ
熊本地震はアパート倒壊も多かったようだ‥アパートに限らず多くの造り手は建築基準法を守りつつ
価格と品質を下げるのです。突きつけられた課題 日経ホームビルダーより
建築基準ぎりぎりの耐震性能の建物被害が目立った。
耐震に余裕を持たせた設計を検討していく必要がある。以上
余裕ある耐震とはまさにTIP構法。耐震等級3+TIP構法が耐震強度になります。
●新潟地震では筋交いの突き上げ破壊が多く見られた
新潟地震はマンホールが飛び出すような、突き上げの強い地震だった。
下は圧縮時の筋交いによって、壊された柱の破壊
筋交いと土台の接点にクリアランスを設け圧縮被害を防ぐ
鋼板入りプレートは引き抜きと圧縮と両方の筋交い補強を可能にした
TIP構法は大地震に強い!
●内部結露・長期優良住宅の敵は“生物劣化”カビだ
壁のなかに関心を持ち、詰め込まれた水を含む断熱材の『カビ』を考えてみよう ‥
●現実化してきた100ミリ断熱の得と損
家全体の結露を防止するには、板状の断熱材で建物をスッポリ包み
外気との温度差をなくし…且つ、センターダクトのような本格的換気によって
構造体を含む、家全体の湿気を確実に排出する。