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構造見学会での出来事
2012/05/25(金)
社内の出来事
19,20日の土日に千葉県成田市で「外断熱・新換気SA-SHEの家」構造見学会を行いました。
2日間とも良いお天気に恵まれ、たくさんの方が見学に来てくれました。
日中は気温が上がり、外にいると半袖でも良いくらい。
でも建物の中に入るとそれでは肌寒くて、薄手の上着が欲しいほどでした。
こういう時、「外断熱の効果はすごいな~」って誇らしい気持ちになります。
外断熱の建物は外気温に左右されにくいのです。
これからの季節、吉建の大工さんは仕事が捗って仕方ないでしょうね(笑)
ふと、一人の初老の男性が遠巻きに見ていることに気付き、
「良かったら中を見ませんか?」
と声をかけたところ、遠慮がちに入って来られて、
「この住宅は内断熱と言うのですか?それとも外断熱と言うのですか?」
とおっしゃるのです。
「板状の断熱材で、このように構造材を外側からくるんで、気密テープでしっかりと固定してあるのが外断熱で、柱と柱の間に綿のような断熱材を詰め込むのが内断熱ですよ」
と言うと、がっかりしたように、
「じゃあ、うちは内断熱だ、どうりで冬寒くて夏が暑いはずだ・・・。」
聞くところによると、6年前に30年以上住みなれた神奈川県から、息子さんが住む成田市に移り住んだとのこと。
息子さんが老後を心配して誘ってくれたそうです。
「でも新築した家は夏暑く、冬寒くて、良くないんだよ・・・」
お話の内容から、工法を知らずに建てられたようでした。
肩を落として帰られる姿を見ていたら、家づくりに失敗は許されないのだな・・としみじみ思ってしまいました。
キレイな外装材を貼ってしまうと、構造がどんなにお粗末でも、びっくりするほど素敵な家に変身することもできますが、住み心地だけはごまかしが効かないっていうことなんですね。