基礎
地表近辺は最も多い種類の汚染物質が含まれる。
弊社がなぜ、床下に徹底的にこだわるのか?
以下 「いい家」をつくる会『石井氏の換気研修より』
『床下に入って、床下換気口に人の口を付けて呼吸をしてみれば
すぐに生きていくには快適な空気でない事は分かります。
土にまみれて働く事の厳しさも分かる。
地表近辺の空気は、最も多い種類の汚染物質が含まれる。
そんな空気を室内に入れることは百害あって一利無しである。
床下は、単なる温度だけを見て利用しえるほど単純なものではない。
床下を複雑で厄介なものにしているのは
地表近くの外気であることを認識しなければならない。
床下は、一歩間違えれば真菌や細菌の格好の繁殖場所
床下は相対湿度が上がり
繁殖に快適な温度と湿度となるからである。
そんな床下の空気を吸っていれば喘息が悪化するのは当たり前です』
大手ハウスメーカーの「エコライフ換気システム」は
その床下の空気を室内に持ち込もうとするシステム。
イラストを見ると、何しろ空気を絵として辻褄が合うように
一所懸命やたらと書きこんでいる。
換気気流の乱舞である。乱気流と言ってよい。
その様な換気経路は、多くの機械やエネルギーを使わなければできない。
それを不安定な自然の力でするとしたら嘘になる。
換気経路を確保できないような換気は、安らぎを与える住まいの換気ではない。
遊技場の換気である。
イラストの風の流れは都合の良いことばかりを示しているのではなく、
常にその裏にある不都合を明示していることに気が付かなければならない。
偏狭な観点で、僅かなメリットを得るために大きな犠牲を払う
という愚行のひとつの見本である。
この類の怪しげな工法は、潰れてはまた生きるという性癖をもっており
素人受けするがすぐにネタの悪さがばれてしまう。
大手メーカーは巨大企業ゆえネタの悪さがばれるには時間がかかり
それとともに犠牲者も多いと思う』以上