暖房設備込みで住宅を売るべし

以下「日本住宅新聞」平成23年1月号から抜粋

換気システム 工務店の責任は重大

真剣に換気とは何ぞや、と考えている日本の工務店は

今はほとんどいないんじゃないですか。

換気が義務化になったことで盛り上がるのかと思ったけど、実際は逆。

建築基準法をクリアしていればいい「設備」だということが工務店業界に浸透し

みんなイージーな方法を取るようになってしまった。

我々が北海道で商売を始めた昭和57年~8年頃は、最初100㎜断熱厚のグラスウール。

それが200㎜、300㎜、と断熱材の厚さで勝負をしていた。

でも、いくら断熱材を厚くしてもカビや床下の湿気によるトラブルが起こる。

そこで気密性が問題になって、グラスウールの性能を100%だそうという工法に変わっていった。

なのに、いまだに本州でそうしたことが行われる気配がない。

どうして国や役所が指導しないのか

せっかく北海道でいい教訓があったのに何も生かされていない。

やっぱり結露というのは断熱不足の結果だけど、

最近の結露は室内の相対湿度の上がったことによる排気不足の結露に変わりつつある。

このように状況がかわりつつあるのにその仕組みがわかっていない。

グラスウールの中で結露して。4~5年経てば土台まわりが腐っていたという、

30年前の北海道とおなじような騒ぎになる。

換気システム 工務店の責任は重大

なのに、そういうことを誰も指摘しないのが不思議なんだよ。

住む人の家族の健康を保障できる住宅とは何ぞや、

と考えたらやはりきちんと空気を入れ替えられて、夏涼しく冬暖かく、

少しの暖房で部屋が暖まるという、高気密高断熱住宅が最初から目指していたものになる。

それをきちんと実践するためには気密・断熱・換気・冷暖房設備。

この4つのバランスが取れていることが最低条件。

工務店はバランスがとれている住宅を造ることを真剣に考えるべきだし

施主側もバランスが取れた住宅が本当の住宅だということを知るべきだと思う。

極端な話、暖房設備込みで住宅を売るべし

室内の空気を悪くするような器具を置かせないことはお客さんに対する最低限の心配りです。

以上

社長が語る家づくり重要ポイント|きれいな空気と換気

ページトップへ