住環境は与えられるものではなく獲得するもの

「前真之」著 エコハウスのウソ 住まいは夏を旨とすべしは本当か?

夏と冬どちらかを優先するなら「冬」を旨とすべし。

以下、エコハウスのウソ から抜粋

夏旨は実のところエコハウス設計に甚大な害をもたらしている。

通風だけで夏を過ごそうとする住宅を量産させたこと。

こうした「通風一筋の」エコハウスでは

エアコンが変な位置に付けられていたり、そもそもエアコンが付いていなかったりする。

エコハウスは本当にエコなのか?

さるエコハウスに常駐する説明員のふと漏らした一言が象徴している。

この家はエコということで設計されたと聞かされている。

だけど、いつもここにいる自分には不便で全然快適ではないし、

省エネになっている気もしない。
わざわざ見に来てくれた人に、この家を褒めてよいものかどうか悩んでいる……

筆者が何者であるかといえば、一言でいうと建築環境の研究者である。
どれも初歩の物理原則で説明できる簡単な事象ばかり。

ちょっと意識すれば、自身の実体験からも思い当たるフシがあろうというもの、

なのになぜ、かくもウソがまかりとおるのだろうか。

筆者がこの原稿を執筆した動機は
「実はみんなエコハウスが好きではないのでは」

「誰もまじめに考えていないのでは、」という危機感があったからである。

このままでは数十年後に化石エネルギーが使えなくなったとき、
日本人は惨めな生活をするハメになる。

良質なエコハウスのストックは日本人にとって箱舟になり得るのだ。

そのためには曖昧に当たり障りなく済ませるのではなく、
今から厳しく議論し検証して本物に育てていかなければならない。

まともな住環境は、ただ与えられるものではなく「獲得」するもの、

その厳しい取捨選択のなかでニセモノは淘汰され、本物だけが残っていくべきなのだ

以上

社長が語る家づくり重要ポイント|【社長が語る】家づくり重要ポイント

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