半値八掛けの家造りとは

「いい家」が欲しい。以下 平成27年12月1日発売「新改訂版」より抜粋

●半値八掛けの家造りとは

 「欠陥住宅を正す会」の澤田和也弁護士は、

『Q&A誰でもできる欠陥住宅の見分け方』という本の中で、

我が国の住宅造りを主導している大手ハウスメーカーが造るものにも、

なぜ欠陥が生じるかという理由について、次のように書いています。

 「現在の住宅生産システムは、いわゆる住宅会社が消費者から受注を受け、

実際にそれを施工するのは、各地にある住宅会社のさらに下請け業者(孫請け)である地場(町)の工務店である場合が多いのです。

 このように、契約の受注者と施工者が分れるために、施工者に責任観念が生じにくいのも欠陥が生まれやすい原因のひとつです。」

代金面において、この業界では通常、製造原価は「半値八掛け」と言われています。

つまり、三千万円の住宅がその四割の千二百万円のコストで三千万円で予定されている商品をつくろうとすれば無理が生じるの当然と言えましょう。

ここにも欠陥が生まれる客観的な原因が潜んでいる」と

たいがいの人は、ハウスメーカーが直接工事をして家を建ててくれるものだと信じているでしょうから、実際に工事をしているのは回りまわってまったく関係のない町の零細工務店であると知ってまず驚くことでしょう。

そしてその原価がまさか半値八掛け程度であろうとは想像さえできなかったことではないかと思うのです。

三千万円を払って、それ相当の家を造ってもらえると信じていても、実際は千八百万円ものお金が利益と宣伝広告費や展示場の維持費や営業マンの報酬などに使われてしまって、わずか千二百万円しか家造りにかけていないというのです。

表現を変えると、千二百万円程度のものを三千万円も値打ちがあると思わせて売っているということにもなります。

やたら値引きの提案があったり、太陽光発電や床暖房がおまけになったりするわけが分かろうといいうものです。

下請け工務店の立場を想像してみますと、その程度の金額では大工さんや職方さんにまともな賃金は払えないので、どうしても半端な腕の人を集めるしか採算の取りようが ないはずです。

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